矯正治療はイタイ?

矯正治療はイタイ?



矯正治療というと真っ先に痛そうとイメージされる人もいますよね。過去に矯正治療をして痛かったと初診相談で話してくれるお母さんは少なくない。
実際に自分が、矯正治療を2回経験して痛くなかったのかと聞かれれば、まったく痛みも感じかなった快適だったと言ってみたいけど「痛かった」と答えます。
ほら痛いんでしょと声が聞こえてきそうだけど、痛みの種類が矯正の場合は特殊。
痛みと一言で言っても、たくさんの種類があります。
いつも痛いイタミ。
突然出てくるイタミ。
動かすとイタイ。
怪我してのイタミ。
さまざまなイタミがあります。



矯正のイタミは歯を動かす事によって出てくるイタミです。
それを他の事で例えるならば「筋肉痛

筋肉痛になったことが無い人はいないと思いますが、
ランニング、部活、体育祭など過去に運動して翌日に足が痛くなったことがあるはず。足が筋肉痛になった時、歩いたり走ったりしてその部位を動かすと痛みがでるけど、普通にしていると痛くない。またその痛みは、1日くらいで治ります。
歯の矯正も同じ感じです、装置をつけた瞬間はそれほど痛くない。半日後に少しずつ痛みがでて24時間後にピークを迎えて治ってしまう。じっとしてるとそれほど痛くないけど歯を使うときにイタイ。それは、ご飯を食べるときです。
この矯正の痛みは個人差がかなりあります。痛みに敏感な方と鈍感な方がいるからです。基本的には女性の方が痛みにはつよく、男性の方が痛みに弱いです。

矯正につかう装置でも痛みの感じ方が変わってきます。表側、裏側ですと遅れてから出ることが多く、マウスピース矯正ですと早く出ることもある。365日ず〜〜とイタイと勘違いされている人が多いのでこちらの記事が参考になれば幸いです。

矯正歯科医師:亀山威一郎

星ヶ丘矯正歯科:医院長・愛知学院大学歯学部非常勤講師
・日本矯正歯科学会 認定医
・ヨーロッパ舌側矯正歯科学会 専門医
・世界舌側矯正歯科学会 認定医
小学生のとき矯正治療をするも、保定装置を使わなかったため後戻りし中学生で再治療を経験。そんな子供時代を過ごしながら歯科医師を志す。過去を振り返ったときにあのときに矯正してよかったと思える治療を目ざしています。