高校生の矯正治療は
名古屋の星ヶ丘矯正歯科へ

歯並び矯正専門の歯科医院として地域に根ざして15年。日本矯正歯科学会所属の院長亀山が高校生の矯正治療も責任をもって治療します。

高校生はブラケットで大人と変わらない治療(治療内容、期間等)

高校生は大人と変わらない治療

顎の骨の成長は完了している

高校生では、顎の骨の成長がほぼ完了しています。個人差はあるものの、高校生の矯正治療で顎が成長する力を利用することはまずありません。つまり、大人が受ける矯正治療で歯並びを整えていくことになります。

治療の選択肢

高校生の矯正治療には、いくつかの選択肢があります。標準的な装置はマルチブラケットとなりますが「表側矯正」と「裏側矯正」の2つから選ぶことが可能です。その他、マウスピース型矯正装置も使えます。お口の中の状態によって向き不向きがありますので、まずはお気軽にご相談ください。

治療期間

高校生の矯正治療にかかる期間は、成人矯正同様、2~3年程度です。歯の後戻りを防止する保定処置にも同程度の期間を要します。ですから、全体としては4~6年程度の治療期間が想定されます。

高校生ならではの注意点

就職や大学進学による転居

高校卒業後の進路は人によってさまざまですが、就職や大学進学で他県に引っ越しをする人も少なくありません。とくに上京するとなると、引き続き通院するのは困難となることから、高校1年生から矯正をスタートさせた方が良いといえます。

歯を移動する動的治療(どうてきちりょう)が完了していれば、転院先も探しやすくなります。矯正治療の途中で先生を変えることは、患者さんがとても大きなデメリットを被ることになります。

親知らずが生えてくる時期

高校生ではもうすでに永久歯列が完成しています。上下で合計28本の永久歯が生えそろい、顎の骨の成長も完了しているのですが、追加でもう4本、第三大臼歯である“親知らず”が生えてくることがあります。

親知らずが生えてくる時期・本数・生え方は個人差が大きく、一概に語ることはできません。けれども、親知らずの状態によっては高校生の矯正治療に大きな悪影響を与えることもあることは知っておいてください。

女子高生ならではの注意点

女子高生ならではの注意点

女性にとって高校時代は、中学よりも周囲の目が気になる時期ともいえます。とくに異性からの評価を気にすることが多くなり、口元の審美性に大きな影響を与える矯正装置には、強い抵抗を感じることもあるでしょう。

ただ、高校生にもなると矯正を経験した人が多くなり、ブラケットやワイヤーに偏見を持たれることも少なくなります。それでも不安に感じる場合は、装置がまったく目につかなくなる「裏側矯正」や透明な装置を使う「マウスピース型矯正」を選択しても良いでしょう。これらの矯正法であれば、治療期間中でも口元の審美性が低下しにくくなります。

抜歯はする?しない?

高校生の矯正治療で抜歯が必要になるかどうかもケースによって異なります。小学生の頃に矯正治療を受けている場合は、抜歯が不要となることもありますが、いずれにせよ精密検査を行ってみなければ正確に診断することはできません。とりわけ、親知らずの扱いには十分な注意が必要となります。

親知らずの抜歯について

小学生や中学生の矯正治療では、親知らずに触れることはほとんどありませんが、高校生の矯正治療となると話は変わります。親知らずは、形や大きさ、歯の生え方などがその他の永久歯と大きく異なる点があるため、いろいろなトラブルを起こしやすいです。

高校に入ってすぐにそうした問題を起こすことは稀ですが、将来的なトラブルが予想されたり、歯列矯正の邪魔となったりするような場合は、早い段階で抜歯をすることがあります。逆に、親知らずを利用して矯正の治療計画を立てることもあるため、この歯が絶対的に悪いものではない、ということも理解しておいてください。

自力で治せる?

歯並びは自力で治せません

高校生は親御さんの保護下にある年代ですが、精神的には自立し始める頃です。そのため、親には迷惑をかけられない、といった理由から歯科医院での矯正を諦めてしまう方もいらっしゃいます。そこで「歯並びを自力で治す」という発想に至ることもありますが、それは絶対におすすめできません。歯並びの乱れを自力で治そうとすることは、“そもそも不可能な試みである”というだけでなく、歯や歯周組織に深刻なダメージを及ぼすリスクが極めて高いからです。

歯並びを自力で治そうとするとどうなる?

歯列矯正は、極めて専門性の高い治療分野です。歯科医師の免許を持っているからといって、正確な治療ができるわけでもありません。ましてや素人がそれを行おうとすれば、歯が欠けたり、折れたり、歯周組織の炎症をもたらしたりするなど、深刻なトラブルへと発展しかねません。そうなると矯正どころではなくなります。

歯が移動するメカニズムを知ろう!

私たちの歯は、歯槽骨(しそうこつ)という顎の骨に埋まっています。これを安全かつ確実に移動するためには「骨の吸収と再生」を繰り返さなければならないのです。歯を移動させる方向では“骨の吸収”が起こり、その後ろでは“骨が再生”がすることで、歯の移動が実現します。

そうした骨のリモデリングを正常に起こすには、歯に加える力を厳密にコントロールしなければなりません。具体的には、1ヶ月で歯が0.5mm程度移動するくらいの力です。これを素人が行うのは不可能なので、歯並びを自力で治すこともできないと断言できます。

マウスピースとどっちが良い?

マウスピースとワイヤー矯正

高校生の歯並び治療は、大人の矯正とまったく同じです。ワイヤー矯正(表側矯正・裏側矯正)とマウスピース型矯正の2つから選択することができます。基本的には、ほとんどの症例に適応でき、さまざまな方向に歯を移動できるワイヤー矯正がおすすめですが、どうしても見た目が気になる場合は、マウスピース型矯正を選んでも良いでしょう。

とくに女子高生は、ブラケット装置を恥ずかしいと感じる場面も多くなるかもしれませんので、その点は主治医としっかり相談しましょう。見た目の問題であれば、裏側矯正を選択することで解決できることもあります。

お金がない場合

矯正治療には、原則として保険が適用されません。施術には高度な技術と専門的な器材・設備などが必須となっており、患者さんの費用負担は比較的高くなっています。そうした経済面がネックとなって、小児矯正を諦めている、あるいはなかなか一歩踏み出せずにいる、という場合は、是非とも一度、当院までご相談ください。

治療費は分割払いできます

星ヶ丘矯正歯科では、6~84回払いが可能な各種デンタルローンに対応しております。また、1年以内の分割であれば、金利・手数料は不要です(審査不要)。

矯正の費用は医療費控除の対象です

医療費控除とは、支払った医療費の総額が年間で10万円を超えた場合に、一定額の所得控除を受けられる国の制度です。矯正治療にかかった費用も医療費控除の対象となりますので、費用負担の軽減につながります。

高校生の矯正治療についての備考

  • 標準的な治療回数12~36回
  • 矯正治療中は歯磨きしにくいので、虫歯や歯周病のリスクがあります。歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなったり、歯肉の退縮が起こる場合があります。
  • ※矯正歯科治療は公的医療保険の適用外の自費(自由)診療となります。

きれいな歯並びは子どもへの贈り物

矯正治療によって得ることができる正常な歯並び・かみ合わせは、お子さんにとって何にも代えがたい財産となります。数十万円の出費はとても重たいものではありますが、健康な歯並びによってもたらされるメリットは、金額以上のものとなることでしょう。人生100年時代がもうすぐそこまで来ている今、お子さんのこれからの90年を健康的な歯並びで豊かに過ごしてもらいましょう。

まとめ

みえな矯正への想い

このように、高校生の歯列矯正では、就職や大学進学といった要素も絡んでくるため、治療を開始する時期には十分配慮しなければなりません。また、小学生・中学生にはなかった親知らずの問題も出てくることから、経験豊富な矯正医に治療をお願いするのが一番です。

診療実績も豊富な星ヶ丘矯正歯科なら、高校生の歯列矯正にも柔軟に対応できます。歯並びの問題でお困りの際は、お気軽にご連絡ください。