
矯正治療と親知らず
名古屋市の星ヶ丘矯正歯科の亀山です。
小さいお子さまで矯正治療をする場合は関係ないのですが、高校生くらいから
親知らずをどうするかという問題は避けて通れません。
よく質問を受けるのは
「親知らずは、抜くんですか?」
これは、あなたの歯並びによります。
4本親知らずあるひとから1本もない人までさまざまです。
親知らずがそのまま生えてきそうな人は、しばらく待ちます。
親知らずを抜かないと矯正治療が難しいときには、先に抜いてもらいます。
すぐ抜くとは限りません。抜かなくてもいい場合もあります。
歯列矯正のカウンセリングをするときに説明をしてます。
行ったら、いきなり抜かれると思ってるかたも見えますが
そんなことはありません。
親知らずと歯並び
親知らずと歯並びは深く関係しています。
大人になってから歯並びが悪くなったと相談を受ける場合「親知らず」が原因になっていることも。
親知らずは10代後半から20代前半に一番奥の歯で最後に生えてくる。日本人の顎が小さくなってきたので、親知らずの生えるスペースが不足して歯が横向きになっていることが多いです。
横向きでも生えてこようとしますので親知らずが前の歯を押して歯並びが崩れてしまいます。
実際に歯並びが悪くなってしまった方
残念ながら歯並びが悪くなった後で親知らずを抜いても歯並びは元に戻りません。
中学生、高校生で矯正治療を終了した患者さんには、親知らずの方向が悪いといずれ抜かないと歯並びが悪くなることを説明しています。私自身、矯正治療を中学生の時にしたのち、親知らずを放置して歯並びが悪くなった経験があります。
歯を抜く必要がなければ抜かなくてもいいです。
ただし、残しておいて歯並びを悪くするのであれば抜くことをオススメしてます。
時間もお金も使ってせっかく治した歯並びが崩れてしまうのは術者としても切ないです。