マウスピース型矯正装置のメリット・デメリットはなんですか?

まず最大のメリットはマウスピースが透明で目立ちにくいこと食事制限がないことです。また取り外しできるので歯磨きも簡単。しかし食事や歯磨きの時は外さなければならずデメリットにもなってしまいます。

マルチブラケット装置(表側矯正)とリンガルブラケット装置(舌側矯正)はどう違うのですか?

リンガルブラケット装置(舌側矯正)は、舌がある側に装置がつくことから舌側矯正とも呼ばれています。そのほかにも「リンガル矯正」「見えない裏側矯正」などその呼び方は様々ですが、これらの治療内容はほぼ同じになります。

歯に矯正器具を付けた時の見た目が不安です。

当院では、上の前歯は透明なブラケットを装着しますので見た目は自然です。実際に矯正をした患者様に聞いてみても、周りの友達は矯正装置を気にしない場合がほどんどだそうです。自分から言わないと気が付かないケースもあるそうなので、「装置が目立つのでは?」「子どもが学校で何か言われるのでは?」と過度に心配しなくても大丈夫です。

治療を始めるのにいい時期はいつですか?

「歯並び、かみ合わせが気になったときが一番いい」と思います。矯正歯科医によっては永久歯に生え替わったときや生え始めがいいなど意見は様々ですが、結局のところ患者さまが気にしてなければ矯正治療など必要ありません。 そのため私がお勧めするのは「気になったとき」です。歯並びや噛み合わせが心配になったら、できるだけ早めにご相談ください。現状の説明をし一人ひとりに合った矯正治療プランを提示します。

矯正治療は痛いですか?

「装置を付けたら痛くて日常生活を過ごせないのでは?」と思ってる方もおります。 それほど大変であれば矯正治療は普及しておりませんのでご安心下さい。ただし、全く何も感じないことはありません。装置を付けた日の夜もしくは翌日から、かみ合わせた時の違和感や鈍痛を感じることがあります。私も小学生の時矯正治療を受けましたが、お米が硬くて食べにくい感じを受けました。現在は装置や治療内容の進歩により以前ほどの違和感は減っているようですが、やはりお口の中に器具を入れますので慣れは必要です。

出来るだけ早く矯正装置をつけたいです。

出来るだけ早くという気持ちはわかりますが、矯正治療を始めるには、 矯正の精密検査が必要となります。
矯正相談のみでは、どうしてもおおざっぱな部分しか把握できません。 検査なしで治療を進めることは、地図を持たずに目的地に向かうようなものです。そのため当院ではじっくりと検査をして細かい所を把握し、治療の方向性を決めていきます。成人の方ですと、検査から装置をつけるまで最低でも1ヶ月以上は必要となります。裏側装置ですと1.5ヶ月以上かかることもあります。

他院から転院したいのですが…。

当医院では、他院より転院される患者さんの受け入れもしております。以前のところでの転院資料を拝見できればいいですが、難しい場合には治療の説明や費用などをお聞きしながら、今後の矯正治療についてのお話をしております。転勤でもスムーズに矯正治療を受けていただくことも矯正専門としての役割だと考えてます。 初診カウンセリングをご利用ください

上だけの矯正治療はできますか?

自分は上の歯並びだけ悪いが下の歯並びはキレイ。だから上だけ矯正治療をしたい。そう思われているかたは多いと思いますし、その気持ちもよくわかります。しかし上だけ装置を付ける治療はお勧めできません。なぜなら、上の歯と下の歯がかみ合わなくなるからです。一見キレイに並んでいるような歯並びでも、実際にはズレがあります。上だけをキレイにそろえると上下がキチッと咬まなくなり、並んでいるはずの歯並びはずれてしまいます。そのため、当院では上下両方に装置を付ける治療を行なっています。

親知らずはどうするのですか?

矯正治療の前に親知らずを抜くかどうかは歯並びによります。 親知らずは、4本全部ある人から1本もない人まで様々です。 親知らずがそのまま生えてきそうな人は、しばらく待ちます。 親知らずを抜かないと矯正治療が難しいときは、先に抜くこともあります。 もちろん抜かなくてもいい場合もあります。 矯正治療を始めたらいきなり抜かれると思ってる方も見えますが、そんなことはありません。

E-ラインとは何ですか?

E-ラインは鼻の先端とあごの先端を結んだラインのことで、その線に対して唇の位置がどこにあるかを見るためのものです。自分の横顔を自分自身で気にすることはできませんが、治療ではこのラインで横顔の美しさを見て、目標となるラインを定めることができます。

40代でも歯列矯正を始められますか?

見えない矯正治療(裏側矯正、舌側矯正)をされる方は、 20代~50代まで幅広いです。大人の矯正相談をしていると「私はもう年ですが大丈夫ですか?」 と質問されることがありますが、矯正は歯があれば何歳からでも始めることができ、どこまでもキレイになります。

床矯正がしたいのですが…。

床矯正はスクリューやバネが入った入歯みたいな装置を歯の裏側につける治療法で、むし歯にもなりにくいです。しかし歯を傾けての治療が主になってくるため、床矯正治療のみでかみ合わせを治すことは難しいです。「歯を抜かなくても治る」「安い」などの点に惹かれがちですが、沢山使わないと治らないことが多く、金額もトータルでは高くなってしまいます。
星ヶ丘DC矯正歯科は、矯正専門歯科医院です。 見た目だけではなくかみ合わせを治すための治療を行っております。 このような不確実な治療は、将来的に治らなくなることがあります。そのため床矯正治療はやっておりません。

見えない(裏側、舌側、リンガル)矯正は、どうして費用が高いのですか?

一番の理由は、治療手順が多いからです。裏側の矯正治療は、始める前にどうやったらうまく歯並びをそろえることが出来るのかを実際の歯の模型を使ってシミュレーションします。これは、裏側矯正治療をする上で絶対にすることです。またその後の工程でも、ドクターや技工士など多くの技術者の手によって、よりレベルの高い治療を提供するため、費用が高くなってしまいます。申し訳ございません。

矯正では歯を抜くのでしょうか?

私は、かつて非抜歯での矯正治療を経験しました。 その結果、口を閉じることができずに歯がいつも見えるようになってしまいました。「歯を抜かずに治療しましょう。」聞こえはいいです。でもそれが本当にいいのでしょうか?歯、骨、顔貌これらを無視して無理に並べると無理が生じます。何事もバランスです。これが崩れてしまいますとおかしくなります。そのため当院では、 抜歯・非抜歯について、治療の前に沢山お話をするようにしてます。 出来るだけ非抜歯で治療をしておりますが、難しい場合もあります。その際は、納得されるまでご説明するよう心がけています。